気づきを生み出すコツ−情報に対してもPULL型であれ

工場では,ボトルネックの工程のキャパシティーに合わせて,在庫はなるべき少なくすることが求められている。つまり,PUSH型でどんどんものを作ってためるのではなく,必要量を必要な時に作るPULL型がよいとされている。

情報の流れについても同じことが言えるのではないか。blogを毎日書くなど,常にOUTPUTが必要な状況に自分を置くことで,情報がPULLされる。常に書くことを意識することで,アンテナが研ぎ澄まされていく。目的を持って情報を集めることで,記憶への定着率が上がる。また,不必要な情報の在庫を持ち過ぎると,情報を組み合わせて新たな価値を生み出す際のノイズが大きくなる,思い出しコストが高くなる,などの弊害が生じかねない。

情報のストックが多いに越したことはないが,OUTPUTすることに慣れていないときは,情報をPULLせざるを得ない状況に身を置くことが,気づきを生み出すコツだ。