2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「はてなbook(仮称)」の効果−知識の調査と理解をサポートする

やりたいことが10個あったとして結局できるのは2つか3つで述べた知識習得の3段階:(1)調べる (2)理解する (3)生み出す の中で(1)から(2)の「関連付け」の段階までを補助するプラットフォームとなりえるのが,「はてなbook(仮称)」のプラットフォームではな…

大作家は毎日同じ量を書きつづける

大作家は毎日同じ量を書きつづけるらしい。 例えば ブロガー必見! 文章上達のための 12 と1/2のルール[Lifehacking.jp] MORI LOG ACADEMY 2006年12月17日(日曜日)【HR】 時給毎日書きつづけることの効果は以下のものが考えられる。 ・字数で定量的に自…

世界を良くするための仕組み

何か今は希望に満ち溢れているのつづき。動的で,自立分散的に問題解決を促すインセンティブを生み出すシステムについて具体的に考えてみる。 何か仕組みを作る際には,いつも何かの要因を考慮に入れ損なう。それが,クリティカルな要因に成長すると,システ…

何か今は希望に満ち溢れている

今,未来が待ち遠しくて仕方がない自分の気持ちはまるで小学生,中学生のころのようだ。 人生の終わりまでまだまだ時間が長い。今の成長曲線で成長し続けるとどうなるのか,楽しみでしょうがない。自分はこれから,何でもできる可能性を秘めている,と思えた…

やりたいことが10個あったとして結局できるのは2つか3つ

なぜできることが2つか3つに限られるのか。それは10000時間の法則に関係があるのかもしれない。もし,10000時間を3年で達成しようとすると,一日約10時間を費やすことが必要だ。だが,なぜ10000時間も費やすことが必要なのだろうか。知識の習得を(1)調べる (…

35歳くらいがゴールのためのスタートか

金融という道具が独り歩きした結果,現在の資本主義の仕組みに疑問を持つような,この時代に生きていてよかった。変化が生じるということはチャンスが多くあるということだ。そして,その渦中ではなく,多くの選択肢がある状態で変化に望むことができる有利…

システム−仕組化の根本的問題と自分が学ぶべきもの

抽象的な話だが,システムを考えるときは前提条件・目的にそって考慮すべき情報量を絞っていき,モデルを構築する。モデル化すると,扱うべき変数が少ないため,一致する場面が多くなり,より一般的に議論することができる。問題は,そぎ落とされた情報の中…

ランディ・パウシュ教授。46歳−最後の授業

http://download.srv.cs.cmu.edu/~pausch/ http://mediasabor.jp/2007/10/post_233.html彼が余命3か月ということを知らずにこの動画を見ていたら、どのように感じていただろうか。人は結局連続性の中で生きているということ。彼の伝えたかったものと、自分…

友達との熱い議論−自分が知らないということに気づける

今は昔と比べて友達と口角泡を飛ばして議論することが少なくなっているそうだ。昔との比較はできないが,確かに今まで自分が本気で議論をする機会はあまりなかった。でも今は,Vulcanusプログラムに参加している28人のうちの一人としてヨーロッパにきて,27…

費用対効果で考える教育

教育における費用対効果についての2つのエントリー費用対効果教育 受験勉強とは違います――社会人のための「学習目標立案講座」既存の仕組みの中で同じアウトプットを得るためにインプット量を減らすことは問題ない。ただその次に,同じインプットでアウトプ…

オバマ次期大統領がネットで献金を集めた方法

ネットを通して献金を募ったオバマ氏の選挙戦略は有名だが,その具体的方法を知りたかったので,ネットで調べてみた。 支持者が献金するためには 1.オバマ候補のHPに行く 2.寄付金のボタンをクリック 3.個人情報などの項目とクレジットカード番号を入力 …

分業の効果とHRMの課題―全体の20%の人しか満足する仕事を与えられていない

人の文明が劇的に進歩しだしたのは,分業が始まってからだ。 『さあ、才能に目覚めよう』(マーカス・バッキンガム著:日本経済新聞社)によると,101の企業に勤める1700万人以上の従業員に「最も得意な仕事をする機会に毎日恵まれているか」というアンケー…

当たり前の怖さは気付かないところ

当たり前という状態は,バイアス,先入観,慣れという状態と同じ危険性がある。それは当たり前化してしまったものが,当たり前になっていると気付けないことだ。慣れる,当たり前になるということは物事を処理するコストを減らす,ストレスを減らすという点…

金をまわすことで金を儲ける人たち

金融商品という道具を用いて、お金からお金を生み出す人たち。その欲望がサブプライムローン問題の一因であることは間違いないだろう。金を生み出すことは手段であり、金を使って何かをすることが最終目的であるはずだ。だが、金から金を生み出す過程で、手…

現在は本当に情報過多なのだろうか―自発的情報収集が情報の多様性を確保するカギ

情報過多というが,普段何気なくこの言葉を用いる際は,何に比べて多いのかが明確ではない。何に比べて情報が多くなっているかというと,インターネットが発達する以前に比べて,単位時間当たりに入手可能な情報の量が増えたということだ。特に,大量の情報…

カーネギー 『人を動かす』   山口博 訳 D・カーネギー  創元社

一、 人を動かす三原則(p.60)(1) 批判も非難もしない。苦情も言わない 誰しも他人からの賞賛を望み、非難を恐れる。非難は何も改善しない。 どんな悪人も自分が正しいと思っている。 他人を矯正するよりも、自分を直すほうが得であり、危険も少ない。 …

「教授は研究室というオーケストラの指揮者である」

研究室における教授の役割は若いオーケストラにおけるベテラン指揮者に喩えることができる。事前の指導、一つの目標に向けた組織作りという観点から述べてみたい。 オーケストラは、公演という具体的な目標に向けて指揮者と団員が一丸となって取り組む必要が…

話上手の特徴−話題のストックの多さと,アウトプットの意識

会話がうまく成立するためには,話上手と聞き上手,両方の要素を持っていたほうが好ましい。今回は話上手の要素について考えてみた。話上手の特徴は話すべき話題のストックが多いこと,そして,同じ話題を何度も違う場所で違う相手に話していることだ。話す…

気づきを生み出すコツ−情報に対してもPULL型であれ

工場では,ボトルネックの工程のキャパシティーに合わせて,在庫はなるべき少なくすることが求められている。つまり,PUSH型でどんどんものを作ってためるのではなく,必要量を必要な時に作るPULL型がよいとされている。情報の流れについても同じことが言え…

自分の改善点―すぐにバイアスにかかる・思考の瞬発力がない・手段が目的化する

自分の弱点。内容を批判・分析することなく受け入れてしまうことがよくある。わかったつもりになってしまう。何事も一度は受け入れること。そして,受け入れてから批判・分析することを忘れないように。相手が言ったことに対してのうまい返しを,後になって…

メール送信前にチェックする項目

メールを送信した後にファイルを添付し忘れていたり,誤字脱字が見つかったりと,送信前のチェックがなかなか習慣づかない自分の原因を考えてみた。それは,何をチェックすべきかが明確になっていなかったからだった。 そこで作ってみたチェック項目は「だ・…

寝歩車で思いついたアイデアの覚え方

リラックスできる場所,寝るとき,歩くとき,車や電車で移動しているとき,あるいは風呂に入っているとき,そこでアイデアを思いついたら,即座にメモをするのがアイデアを活かす定石だ。人の短期記憶はそんなに良くできていない。ただ,どうしてもメモがで…

身の回りの片づけはその場で−思い出しコストを削減する

日が経つと,その物についての属性情報を忘れてしまうため,その物を処理するのに時間がかかる。それを防ぐために,物を片付ける必要に迫られた場合,その場ですぐに片付けることが,所要時間の短縮につながる。また,片付ける際には後で同じ事態が生じた時…

できるやつとできないやつの境界は何歳ごろに感じ始めるのかな

自分をできるやつとみなすか,できないやつとみなすか,ここには大きな壁があると思う。自分をできるやつと思った人は伸びるし,できないやつと思った人は,伸びないからだ。 大事なのは,今はできなくても,できるようになると思うこと。何と比べてできない…

環境の変化が進化を生む

バランスの崩れが進化を生むで書いたことを個人についても考えてみる。環境が変われば,ストレスが生じ,それが自分の進化(成長)を生む。つまり,進化とは,新たな環境に慣れることだ。進化を生み出すためには,進化の刺激として,適度にストレス量をコン…

Obama候補当選の熱狂をネットで感じて

ネット上からもアメリカの熱狂が伝わってきた。しかし,リアル世界(オーストリアの田舎町)では,新聞を読まない自分には熱狂が全く伝わってこない。もちろん,生の身体で体感できることと,ネットから得られるものの差は大きい。しかし,知ることと知らな…

環境の変化が進化を生む バランスの崩れが進化を生むで書いたことを個人についても考えてみる。環境が変われば,ストレスが生じ,それが自分の進化(成長)を生む。つまり,進化とは,新たな環境に慣れることだ。進化を生み出すためには,進化の刺激として,…

なぜある主張は10年早かったと言われるのか

10年早かったと言われる原因を,伝え手側か受け手側に分類してみる。伝え手側の原因 ・論理の展開に飛躍がある ・証拠が不足している ・前提が当時受け入れられないものだった受け手側の原因 ・環境,知識,経験などの先入観にとらわれているこのようなもの…

若者に付随するリスク―選ばないリスクは大きく,選ぶリスクは小さい

愛読させていただいているkaz_atakaさんのブログから3つの文章を引用(の引用)させていただく若者にはリスクが ないという人がいる。確かに、持っているもの(主として家族と地位)の大きさからみたら大人の決断におけるリスクの方が若いときのそれに比べ、…

自分を差異化すること

アクセスコストを下げた後にくるものは何かで自分を差異化するもの5つ挙げたが,5.発見した問題を切り分け,解くために人を巻き込む力について考えてみたい。人を動かすことについては共同体工学とそれに対するトラックバックのような面白いエントリーもあ…