費用対効果で考える教育


教育における費用対効果についての2つのエントリー

費用対効果教育
受験勉強とは違います――社会人のための「学習目標立案講座」

既存の仕組みの中で同じアウトプットを得るためにインプット量を減らすことは問題ない。ただその次に,同じインプットでアウトプットを最大化する段階に向かうことが必要だろう。そうさせることは,大学教育の役割だったのかもしれないが,今の大多数の学生にとって,大学はその役割を果たしているとは言い難い。
また,効果(アウトプット)を測ることは必要だ。効果をフィードバックしないと,自分の軌道を修正できない。ただし,そのフィードバックが点数という一つの指標によってしまう点,また定量化できないものがあることを忘れさせてしまうような仕組みには問題がある。

余談になるが,同じアウトプットを達成するためにインプット量を減らすことに長けており,同じインプットでアウトプットを最大化する能力に不足しているのが日本の大学生の特徴かもしれない。