2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
本書は千夜千冊で有名な著者の「編集工学」の入門書だ。●編集とは(p.75) 編纂(compile): すでに存在する情報同士の相互関係を定義することである。つまり、情報の要約、集束に相当する。編集(edit): 特定の情報を素材として、自由に他の新しい情報とを関連…
オートポイエーシス (autopoiesis) は、1970年代初頭、チリの生物学者ウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・バレーラにより、「生命の有機構成 (organization) とは何か」という本質的問いを見定めるものとして提唱された生命システムの本質に迫ろうとす…
本書は、元の題名”Pop Internationalism”のとおり、国際的な経済問題について、非常にわかりやすく解説をしている。あとがきの解説に「経済学を学ぶ目的は“エコノミスト”に騙されないで自分の頭で考える力をつけることである」とあるが、そのための入門書と…
プリンストン大学の経済学部の助教授から、世界銀行へ、というキャリアを進んだ西水さんの著書。「現場を体感する」ということの大切さを再認識させられた。他にもこの本の大きな収穫は以下の二つだった。 Educate a boy, you educate a human being. Educat…
『Learning Patterns』(PDF版)のダウンロード2009年4月、慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部では、全学生を対象に、冊子『Learning Patterns: A Pattern Language for Active Learners at SFC 2009』が配布されました。ここでは、その冊子のPDF版をダ…
さまざまな「複雑系」(wikipedia)について、The techniumの著者で著名な研究者?であるKevin Kellyが紹介と考察を行ったのが本書だ。複雑系とは、極めて多数の要素からなり、それぞれの要素間の相互作用が存在するため、従来の還元主義的な(ものごとは部分の…