システム−仕組化の根本的問題と自分が学ぶべきもの

抽象的な話だが,システムを考えるときは前提条件・目的にそって考慮すべき情報量を絞っていき,モデルを構築する。モデル化すると,扱うべき変数が少ないため,一致する場面が多くなり,より一般的に議論することができる。

問題は,そぎ落とされた情報の中に結果へクリティカルな影響を及ぼす因子が存在していることが多々あることだ。そうなると,そのモデルは破たんする。よく工場ではポカヨケと言って,人は間違えるという前提のものとに,間違いわないように誘導する仕組みが作られる。同様にモデル化ののこの問題を解決するためには,人間は間違えるもの,考えるべき要素は見落とすものといった「開き直り」が有効だろう。

重要な要素を見逃すのが当たり前と考え,それが明らかになった時点で自動的に仕組み自体を修復する仕組みが存在してればいい。これが,動的なシステムということだろう。

ただ具体的な話が全くてきない。もう少し勉強しないといけない。
勉強すべき仕組みの中でおもいついたものを列挙しておく
・関税の効果とWTOの役割
・CO2排出権取引のキャップ制のメリットとデメリット
・株式会社という仕組み
・大学教育とその他の教育
・知識の格差,南北格差を縮めたグーグルのアドセンスという仕組み
クラウドコンピューティングという仕組みで起こると予想される事態

ぱっと羅列してみたが,システムの設計やデザインを体系的に扱った学問はまだなさそうだ。これはチャンスかもしれない。

変数は「インセンティブ」だ。なんとか指標として定量化できないか(工学として扱えないか)考えてみよう。