市販薬には慣れるが,漢方薬には慣れない

先日,風邪を引いたときに葛根湯を飲むとすぐに治ってびっくりしました.薬に慣れるのが嫌で,薬はなるべく飲まないようにしていたのですが,漢方薬に慣れて効果が薄くなるということがあるのか調べてみました.

市販薬は使い過ぎると耐性がでてきて,あまり効かなくなるらしいです.
『薬を飲み慣れて、効かなくなったら?』Excite ニュース

それに比べて,漢方薬は耐性が出ないらしいです.

『タミフルですか?あまり使いませんが…』小説「僕の彼女は中国人」

ちなみに、タミフルなどの抗ウイルス薬と違って、作用のメカニズム上の理由で、漢方薬には耐性ウイルスが出現する可能性はありません。しかも、熟知した医師が使えば、副作用はかなり少なくなります。しかも、理論的には新型インフルエンザでも対応できます。理論的、という意味ではタミフルも他の抗ウイルス薬も理論的な意味での備蓄であり、ほんとうに効果があるのかは疑問です。でも、漢方薬の方が、効果がある確率は高いと思います。理論的、という言葉の意味が、漢方薬の効果予測と抗ウイルス薬の効果予測ではちょっと違うのです。それは、作用するメカニズムの違いによるものです。漢方薬はウイルスを殺すのではなく、人体がウイルスに対して示す反応を調整し、人体とウイルスが過剰に反応して異常な反応に進展してしまうことを抑える、と考えると理解しやすいかもしれません。少なくとも、漢方薬はウイルスが耐性を獲得するプロセスには関係しない方法で治療効果を示すのです。

『e-漢方』
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漢方薬にも科学的に効果の立証がなされているようなので,理論的背景について,機会を見つけて専門家に聞いてみようかな,と思います.