オリジナルを生み出すということ―OUTPUTの0.1%がオリジナルなら,1000日間,日記を書き続ければよい。

ネットという無限の情報空間から,限られた媒体を通して刺激を得る。そして,自分のひらめきを創発し,モチベーションを維持する。今自分はそんな生活を送ろうと心掛けている。思いついたらどんどん頭の外に出していき,また創発する余地を作るのだ。

本当にオリジナルなアイデアというものは,自分が書いていることの1%,あるいは0.1%もないかもしれない。ほぼ全て,過去に受け取った言葉の焼き直しや組み合わせを変えただけだ。0.1%しかないならば,1000日間,日記を書き続ければよい。頭の中の情報の在庫を減らして,スループットを増やすことで,石の中から玉を見つける確率を少しだけあげることができるだろう。オリジナルな発想は,数が少ない,アクシデントから生まれやすい,という意味で頭の工場の規格外品なのかもしれない。

まずは在庫を減らしてみないと,問題を顕在化できない,という工場を見るときと同じ視点で頭をとらえてみると面白い。