自動車産業と通信産業の融合


通信しない自動車は旧時代の遺物になる時代が来る
まもなく、これらの日本の失敗産業と日本の成功産業の間に新しいビジネスが立ち上がろうとしています。自動車同士が通信を行うことで、交通を安全で快適で楽しいものにするという試みが始まっています。この分野の研究が、日系ビジネスにも解説が載っていました。


[2]プローブ情報ネットワーク日経ビジネスオンライン
自動車を“走るセンサー”に見立てて、渋滞状況や天候の変化、危険箇所などの情報を集める仕組み。人工衛星や監視カメラなどを補う情報収集インフラとして注目が集まっている。複数の自動車が協調して「探索する(プローブ)」ことから、プローブ情報ネットワークと呼ぶ。

現在の自動車では、運転手が自分の視覚、聴覚、勘と経験を駆使して得た情報をもとに自動車を動かします。これが将来は自動車に搭載された無数のコンピュータ同士の通信を介して得られる情報を運転の補助情報として使えることになります。例えば、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の動作情報を自動車間で交換しておけば、今から通る道で今日朝からどれぐらいの自動車が滑ったか分かるようになり、先行する自動車のワイパーの動作情報が分かれば、リアルタイム降雨情報が分かるようになります。

『日本の失敗産業と成功産業は間もなく融合する(通信と自動車)』フランスの日々


もうすぐ実現するといわれていた,車車間通信だが,なんら追加デバイスを用いずに,Googleは上記機能を実現してしまった.


大都市圏部で運転する人にとって、ラッシュアワー時の混雑を避ける抜け道情報は非常に大切なものだ。そのような人にとって便利な機能がGoogleマップに加わった。

Googleマップで採用された「渋滞状況」機能とその仕組みについてTechcrunch


これも,GoogleMapというプラットフォームを握っているからこそできる技である.大多数のユーザーを確保するプラットフォーム構築の優位性を改めて認識した.