Excelによるデータ解析講座:データシートの作成
データベースとなるExcelファイルは,以下の3つのシート群からなる.
1.生データ
2.集計結果
3.サマリー
記入のルールとして,以下のルールを適用する
・文字色
- 赤色:入力値(予測値,サポートするファクトがなく,変更の可能性あり)
- 青色:入力値(実測値,サポートするファクトがあり,変更の可能性なし)
- 黒色:演算の結果算出(このセルには手を触れない)
・セル色
- クリーム色,枠囲い:記入すべきセル
- 白色:上記以外のその他のセル
1.生データ
アンケートなどから記入した生データを整理したもの.各列に設問を設置し,1行が1セットのデータを表すようにする.必要に応じてソートした生データセットを別シートで用意する場合もある.
2.集計結果
生データを参照する形で,関数や演算子を用いて必要なデータをまとめる.参照する形をとっておくことで,生データに追加や修正があった場合にも,いちいち再集計する必要がなくなる.
3.サマリー
集計結果を参照する形で,議論に必要な数字,及びグラフをA4サイズにまとめたもの.議論の差異はこれをベースに行う.
上記テンプレートは,一度作ると,「同じ用途」には使い回しがきく.使い回しの注意点は,修正時に参照関係や生データを誤ったものに変更しないように注意すること.
また,テンプレートの作成時に限らず,行った作業はアーリーインプットが大事だ.慣れないうちは,直属の上司とは一日1回程度作業報告をすることを目安にするとよい.