オーストリア人の上司と議論する際に気をつけていること−準備と1回1テーマ

忙しい上司と議論する際に気をつけることは,一度に一テーマについてだけ話すということ。話の焦点をぶらさずに,短時間で求める解答を得やすい。その際には,相談なのか,許可を求めるのか, 報告なのか,自分のしたいことを一番初めに相手に伝えること。

相談の場合,必要な時は以下の3点を前もって一行ずつ準備している。
1.主張(自分がやるべきだと思っていること)
2.主張を支える論理
3.論理を支える証拠
準備はppt.スライド1枚で作ることもあれば,紙に書いていくだけのこともある。会話に自信のない自分の場合は,文章によるコミュニケーションを多用している。準備の最後には,相手がどういう反応をするかなと,シナリオを立て,それが自分の思った方向に向くように論理と証拠を修正する。そして,相手が時間の無いときには行かないようにして,うまくタイミングを見計らう。

議論の際には,テーマがそれないように気をつけることと,内容がわからなくなったら,即座に質問することを心がけている。(でも,一つ一つの単語の意味を聞きなおしていたら時間が足りないので。)その成果もあってか,最近はやっと上司とまともにコミュニケーションがとれるようになってきた。だが,理解して納得していないのにYESと言わないことは,まだできていない。思わずいえす!!と言ってしまう。

働き始めて3か月,やっとスタートラインに立てた気持だ。今度の課題は,カイゼンワークショップを組織する任務だ。走りだすと,ドイツ語力の不足がさらに足かせになるだろう。苦しんで,成長したい。