見える化−新しい指標を導入する際には,何かをやめること

何か新しい指標を工場内に導入するときは今までやっていたことのうち,どれかをやめること。そうしないと,いくらシンプルに改善と直結した指標だけを用いていても,工場内が見える化したグラフや数字だけが蔓延し,どれがキーファクターなのかがわからなくなる。また,導入する際には,
・何かを達成したらやめる
・ずっとやりつづける(よりよい指標が見つかるまで)
を決めてから始めること。

これは梅田望夫さんの

「時間の使い方の優先順位」を変えるにはまず「やめることを先に決める」ことである。それも自分にとってかなり重要な何かを「やめること」が大切だ。
「たいしたことない自分」だから、本を書いた--梅田望夫氏講演:後編

から示唆を得たのかもしれない。

考えてみれば,当たり前のことだが,当工場ではそれが実行できていない。2007年度のやりかけの指標の紙が掲示されているのを見ると,燃えてくる。