キーメッセージと感受性

頭がわるいとかではなく、感受性がよわい
「いま勉強中です」とか「いろいろ教えてください」とか口ではいいながら、いつまでたっても成長しない人がときどきいます。たしかにそういう人は勉強していたり、いろんな人に教えてもらったりしていたり努力はしているのですが、なぜかどこか決定的に飲み込みがわるいし、みると勉強の方向性や疑問の持ち方がズレていたりする傾向があります。

程度は極端にダメなのもあれば、ちょっとズレてるなという程度のこともあるのですが、共通しているのは、その人自身が言っていることのなかに矛盾があったり、言ってることと行動の乖離があったりする点です。
みていて、きっと頭のなかで考えているイメージと感覚的に感じとっているはずのものとがうまくリンクできていないんだろうなと感じます。だから、しゃべっていることがすごく表面的にも思えるし、こちらが話していることに対する理解力の低さも感じてしまいます。

頭がわるいとかではなく、感受性がよわいのだろうなと思うのです。
若いときはまだ経験そのものがすくないし、結果、感じたことの蓄積も多くないのですから、まぁ、しょうがないなと思えるのですが、ある程度の年齢(30歳以上)でそれだと、うーむ、これからつらいだろうなと思ってしまいます。

『やっぱり感受性が学ぶための基礎なんだろうな』DESIGN IT! w/LOVE

・どれだけの違和感に気付けるか
・気付いたことのうち,どれだけを記憶し学べるか
・学んだことのうち,どれだけを自分のものにして,使えるものにするか

現状,自分は違和感には気付けるが,その重要性を見誤っているため,次の段階に進めていないようだ.その原因は,キーメッセージが理解できていないからだろう.キーメッセージとは,その違和感を発している事象の受け取り手が何を求めているか,何を重視しているか,という点のことである.

キーメッセージを理解するために,まず考え,想定することから始める.